
植物療法の本場フランスなどで学んだ知識と、生理学に基づいた確かなアロマテラピーをお伝えします。まずは無料講座から。

ローリエ
基本情報
一般名:ローリエ、ローレル、月桂樹、Laural
学名:Laurus nobilis
科名:クスノキ科
産地:フランス、モロッコ、クロアチアなど
抽出方法:水蒸気蒸留法
抽出部位:葉
特性成分:1,8-シネオール、リナロール、酢酸テルピニル、オイゲノール、コスチュノリドなど
主な効果・効能
抗菌、抗真菌、抗ウイルス、抗炎症、鎮痛、鎮痙、去痰、免疫賦活、抗壊死、抗腐敗、自律神経調整、抗リウマチ、抗神経痛、瘢痕形成、精神不安改善(自己否定、恐怖感、トラウマ)、抗うつ、消化促進、抗糖尿病など
解説
ローリエはローレルと呼ばれることもあります。スパイスとして料理に使われ、日本では月桂樹と呼ばれているお馴染みの植物です。すっと爽やかな1,8-シネオールの香りと少し甘さを感じる香りがします。
抗感染作用や去痰作用があり、呼吸器系の感染症に使用されます。関節リウマチや関節痛、神経痛などの整形外科領域の症状をケアするためのブレンドに少量入れることで、良い効果を得ることができます。頭痛軽減のために使われることもあり、抗糖尿病活性の研究もされています。
ローリエは過度の心配や恐怖、イライラなどを沈め精神を安定させる効果が高く、不安がある方、自分らしくありたい方の助けになる精油です。また、創傷治癒作用も高く、傷跡を出来るだけ残さずに治したい時などにも使われます。
刺激の強い成分が少量含まれているので、アレルギー性皮膚炎や敏感肌の方は、経皮で使用する場合は特にご注意ください。
使用方法と使用例
【使用方法】
皮膚塗布、経口摂取、料理やお菓子の香り付け
【使用例】
*ニキビを出来るだけ跡を残さずに治したい(濃度:約20%):スパイクラベンダー5滴、ティーツリー5滴、ローリエ5滴、プチグレン・ビガラード5滴をマカダミアナッツオイル4mLで希釈して綿棒で1日3回患部に塗布します。
*関節炎(濃度:約8%):ウィンターグリーン7滴、コリンビア・シトリオドラ7滴、ローリエ2滴を10mLのヘーゼルナッツオイルで希釈し、数滴を1日3~5回塗布します。
*精神的に不安定で、それが日常生活へも影響している場合(大人のみ):ローマン・カモミール1、ローリエ1、バジル・リナロール(もしくはチャビコール)1の割合でブレンドしたものを、オリーブオイルなどの食用油で薄めて、舌下にしばらく含んでおき、その後飲み込みます。味が苦手な場合はカプセルに入れても良いです。1回1滴、1日3回まで飲用。最長14日間まで。
*気管支炎や風邪、インフルエンザ用ローション(濃度:約9%):ヴィンツァラ・シネオール8滴、ティーツリー5滴、ユーカリ・グロブルス5滴、ローリエ2滴をマカダミアナッツオイル10mLで希釈します。1日3~4回、3~5日間、胸や背中、足の裏など皮膚の強いところに塗ります。
*風邪、インフルエンザ、気管支炎:ユーカリ・グロブルス2滴、ラヴィンツァラ・シネオール2滴、ローリエ1滴を少量のマカダミアナッツオイルに希釈し、1日3回、足の裏に塗布します。これに合わせてユーカリ・グロブルス1滴、ローリエ1滴を1回3分程度で1日2~3回吸入します。塗布と吸入は交互にすると効果的です。使用目安は7日間。
精油の濃度は、精油1滴あたり0.05mLで計算しています。メーカーによって1滴の量が違いますので、使用前にご確認ください。
注意事項
・アレルギー性皮膚炎や敏感肌の方は、経皮で使用する場合は特にご注意ください。
・通院中、投薬中、基礎疾患のある方、妊娠中、授乳中の方は医師・薬剤師にご相談の上でご利用ください。
・小児、認知症の方、ペットが触れない場所に保管してください。
・推奨される用量を超えないようにしてください。
・目や粘膜との接触をすべて避けてください。目に入ったり、粘膜に付いた場合は新鮮な植物油で流してください。水を使うと、より体内に浸透しやすくなります。
・本サイトでは、日本で一般的に広まっている塗布濃度よりも高めの濃度でブレンドレシピを書いていることがあります。ご不安な方は低濃度からお試しください。必ずパッチテストを行ってからご使用ください。
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