植物療法の本場フランスなどで学んだ知識と、生理学に基づいた確かなアロマテラピーをお伝えします。まずは無料講座から。
精油の芳香浴・吸入
芳香浴(吸入)の場合の基本のガイドライン
●芳香浴に向かない精油もある
●ネブライザー式ディフューザーが一番効果的
●原液のまま使用
●精油に直で高熱を加えない
●なんとなく香りが分かるくらいで十分効果はある
●1回10~20分。間を4時間程度開けて、1日2~3回まで
●香りが分からなくなったからといってずっと拡散させ続けないようにする
●喘息の方は芳香浴や吸入は避ける
香りが常に認識できるほど強い必要はなく、いったん部屋の外に出て戻ってきたら香りが判る、という程度の香り方で十分に効果を発揮します。一般的な日本家屋で6畳から8畳の部屋であれば、10~20分程度芳香拡散し、その後4~5時間程度インターバルを置いて再度する程度の使い方で十分です。1日に2~3回くらいにとどめます。ずーっと連続で精油を拡散し続けないようにしたほうがアレルギーを防げます。香りを充満させすぎないようにしてください。
●芳香浴に向かない精油もある
精油の中には、皮膚や粘膜に刺激のあるもの、神経毒性のあるものなど、芳香浴や吸入に向かない精油も存在します。詳しくは下記のページをご確認ください。
●ネブライザー式ディフューザーが一番効果的
芳香浴は、精油を部屋に拡散させることによって、リラックス、リフレッシュ、空気を清浄にする、蚊除けなどに有効な方法です。
精油成分がそのまま拡散されるネブライザー式ディフューザーを使うのが一番適しています。特に殺菌やお部屋の空気を清浄にしたい場合などはディフューザーの使用がお勧めです。殺菌作用に優れる反面、皮膚や粘膜に刺激のある精油を芳香浴に使用したい場合は、拡散させた後しばらく時間をおいて、換気してから入室すると安全です。
※ディフューザーで拡散するときは、噴霧口に顔を近づけないようにしてください。原液塗布するのと同じ状態になることがあります。
睡眠時など、限定的な場所で香らせたい場合は、ティッシュに2~3滴染み込ませて枕元に置いておくだけでも効果があります。
●喘息の方は芳香浴や吸入は避ける
精油には刺激のある成分が含まれる場合がありますので、喘息の方は芳香浴や吸入は避けてください。
●蒸気吸入 / フェイシャルスチーム
蒸気吸入
60~80℃のお湯の入ったマグカップや洗面器に精油を1~2滴入れ蒸気を吸入します。特に風邪などの感染症や呼吸器のトラブルに。使う精油にもよりますが、1回3~5分、一日3回までが目安です。
フェイシャルスチーム
60~80℃のお湯を入れた洗面器に精油を2~3滴入れ、バスタオルを被り、蒸気を顔に当てます。化粧は落とした状態で行い、終了後は冷水で顔を引き締め、化粧水でお手入れを。肌の血行促進や老廃物の排出など美容効果が期待できます。
精油を垂らす際に、水分で精油が劣化しないように、湯気が精油瓶の口に長時間当たらないようにしましょう。どちらの方法も1回あたり5分程度までにします。刺激が強い成分も含まれるので、いきなり吸い込み過ぎないようにします。目は閉じておきましょう。
合わせて下記の記事もご覧ください。