top of page
Thymus vulgari.jpg

​タイム・チモール 肝毒性はあるのか?

 解説

レモングラスは、産地によって学名が変わります。

主にインドで生産されるのは、Cymbopogon flexuosus(East Indian lemongrass)で、西インド諸島で生産されているのはCymbopogon citratus(West Indian lemongrass) ですが、現在では世界各地で生産されているようです。日本でレモングラス精油として販売されているのは、Cymbopogon citratusが主流です。

種小名の citratusは「レモンのような」という意味で、その名の通りレモンのような柑橘系の香りがします。

レモングラスには、テルペン系アルデヒド類のゲラニアールとネラールが70~80%程度含まれています。この2つの成分は異性体の関係で常に混在しており、2つの成分を合わせて「シトラール」と呼ぶことがありますが、シトラールという成分があるわけではありません。この成分は刺激が強く、皮膚に使用する場合は濃度にご注意ください。

レモングラスには、抗菌作用や抗真菌作用があり、脳を刺激しストレスや神経衰弱にも効果があると言われているので、芳香浴に使用することで、お部屋を消毒しつつリフレッシュするのに最適です。虫よけ効果もありますので、ゼラニウムやシトロネラ、ラバンジンなどとブレンドして芳香浴するのも良いでしょう。

 

ただし、使い過ぎるとアレルギーの原因となる可能性もありますので、適度に使用するようにしてください。

循環を良くする作用があるので、足のむくみや冷え性、セルライト対策、リンパドレナージュなどに、抗真菌作用があるので、水虫や皮膚真菌症などにも使用されます。

アレルギーについて⇒
精油の使用方法⇒

 レモングラス精油の使用方法例

◆足のむくみ(約2.5%濃度)

・レモングラス2滴

・シダーウッド・アトラス3滴

・サイプレス3滴

・植物油15ml

5~10滴を手に取り、つま先から心臓に向かってマッサージします

◆蚊除け

・レモングラス2

・ゼラニウム2

・ペパーミント1

ディフューザーで芳香浴

※レモングラスは皮膚刺激がありますので、注意してご使用ください。

​芳香浴の詳しい方法については下記をご参考になさってください。

芳香浴の方法⇒

このサイトでは、精油1滴を約0.05mlとして記載しています。精油の粘度などによって差があります。

メーカーによっては0.03mlのドロッパーを使用しているところもありますので、使用前にご確認ください。

日本で一般的に言われている塗布濃度よりもかなり高めの濃度になっています。ご不安な方は低濃度から試されると良いかと思いますが、低濃度の場合、効果を感じにくいことがあるかもしれません。

​必ずパッチテストを行ってからご使用ください。

bottom of page