植物療法の本場フランスなどで学んだ知識と、生理学に基づいた確かなアロマテラピーをお伝えします。まずは無料講座から。
コリンビア・シトリオドラ/ユーカリ・シトリオドラ
解説
もともとはユーカリ・シトリオドラ(Eucalyptus citriodora)と呼ばれていましたが、最近は学名が変更され、コリンビア・シトリオドラ(Corymbia citridora)と呼ばれることも多くなりました。他にもユーカリ・レモン、レモンユーカリなどと呼ばれることもあります。
種小名のcitridoraは「レモン様の香りがある」という意味ですが、その名の通りユーカリ特有のスーッとした爽やかな香りとは違い、柑橘類のような強い香りをもちます。
ユーカリ・グローブルス(E. globulus)やユーカリ・ラディアタ(E. radiata)に含まれる1,8-シネオールがユーカリ特有の香りで去痰作用などがありますが、ユーカリ・シトリオドラにはほとんど含まれず、テルペンアルデヒド類のシトロネラールが60~80%程度含まれ、アロマテラピーでの使用方法は大きく異なります。
主に、筋肉痛、肩こり、腰痛、捻挫、寝違え、関節炎などのケアに使用されます。
また、蚊に対して強い忌避効果を持つため、この木が生えている周囲には蚊がいないそうです。虫よけや虫刺されのケアにも使用されます。
コリンビア・シトリオドラ精油の使用方法例
◆肩こりのケア
・コリンビア・シトリオドラ2滴
・ラヴィンサラ2滴
・真正ラベンダー2滴
・植物油5ml
肩や首にすり込む
◆虫さされ
・コリンビア・シトリオドラ10滴
・ゼラニウム10滴
・植物油5ml
刺された部分に1~2滴塗る(ピンポイントでの使用)
このサイトでは、精油1滴を約0.05mlとして記載しています。
メーカーによっては0.03mlのドロッパーを使用しているところもありますので、使用前にご確認ください。