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ウィンターグリーン

基本情報

一般名:ウィンターグリーン、ヒメコウジ、トウリョクジュ、Wintergreen
学名:Gaultheria procumbens
科名:ツツジ科
栽培地:中国、インド、カナダなど  
抽出方法:水蒸気蒸留法
抽出部位:葉
特性成分:サリチル酸メチル(95%以上)

主な効果・効能

腱や筋肉や関節への抗炎症、鎮痛、鎮静、鎮痙、抗リウマチ、猫や虫除けなど

解説

湿布によく使われているスーッとする香りと心地良い刺激のある精油ですが、刺激が強いので、原液のままでは使用せず必ず希釈して使用します。合成のサリチル酸メチルが添加されているものがあるので注意します。

 

特徴的な香りの成分であるサリチル酸メチルが95%以上含まれ、鎮痛作用、抗炎症作用、抗リウマチ作用などがあります。筋肉痛、関節痛、腰痛、座骨神経痛・リウマチ痛、肩こり、こむら返り、腱鞘炎などのケアに使用します。虫よけや害獣除けにも使えます。芳香浴や経口では使用しません。

サリチル酸メチルには、ワルファリンなどの抗凝固剤の効果を増大する可能性があるのですが、市販の湿布薬にも同じ成分が入っており、湿布薬の説明ページを見るとそういった注意書きはないので、短期的・部分的に塗布する程度では問題なのかと思われます。ただし、大量に長期にわたっての使用は、アレルギーの問題もありますので、念のため避けましょう。

また、この成分は、アスピリンと同じような代謝をするので、アスピリンアレルギーの方やアスピリンを服用されている方の使用は注意か必要です。

使用方法と使用例

【使用方法】

皮膚塗布

​【使用例】

*肩こり(濃度:約4.7%):ウィンターグリーン5滴、コリンビア・シトリオドラ3滴、ローズマリー・シネオール2滴を10mLのヘーゼルナッツオイルで希釈し、数滴塗布し、なでるように優しくマッサージします。

 

*筋肉痛(濃度:約10%):ウィンターグリーン8滴、スパイクラベンダー8滴、ヘリクリサム4滴を10mLのヘーゼルナッツオイルで希釈し、数滴を1日2~3回塗布します。

 

*関節炎(濃度:約8%):ウィンターグリーン7滴、コリンビア・シトリオドラ7滴、ローリエ2滴を10mLのヘーゼルナッツオイルで希釈し、数滴を1日3~5回塗布します。

 

*こむらがえり(濃度:約3.5%):ウィンターグリーン3滴、ラバンジン・スーパー(ラバンジン・アブリアリス)2滴、バジル2滴をヘーゼルナッツオイル10mLで希釈し、数滴を1日2~3回塗布します。実際に起こった時は患部に優しく擦り込みます。

頻繁にこむらがえりが起こる場合、ミネラルや水分不足、運動不足、冷えなどが原因とも言われています。

 

精油の濃度は、精油1滴あたり0.05mLで計算しています。メーカーによって1滴の量が違いますので、使用前にご確認ください。
 

注意事項

・血液凝固を阻害する作用があるので、ワルファリンを服用している方、出血性の疾患の方はご注意ください
・アスピリンを服用している方、アスピリンにアレルギーのある方はご注意ください。
・乳幼児には使用しないでください(使用は7歳以上から)
・妊娠中、授乳中の方は使用しないでください。

・通院中、投薬中、基礎疾患のある方は医師・薬剤師にご相談の上でご利用ください。

・猫などの肉食ペットに対しては劇薬となりますので、取り扱いにご注意ください。
・小児、認知症の方、ペットが触れない場所に保管してください。
・推奨される用量を超えないようにしてください。
・目や粘膜との接触をすべて避けてください。目に入ったり、粘膜に付いた場合は新鮮な植物油で流してください。水を使うと、より体内に浸透しやすくなります。

・本サイトでは、日本で一般的に広まっている塗布濃度よりも高めの濃度でブレンドレシピを書いていることがあります。ご不安な方は低濃度からお試しください。​必ずパッチテストを行ってからご使用ください。

こちらのページの情報をご利用になる前にぜひ下記のページも合わせてご覧ください。

★当サイト情報のご利用方法

★精油の基礎知識

​★精油の使用方法

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