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プチグレン・ビガラード

基本情報

一般名:プチグレン・ビガラード、プチグレン、ビターオレンジリーブス、ダイダイ、Petitgrain
学名:Citrus aurantium
科名:ミカン科
産地:イタリア、エジプト、パラグアイなど  
抽出方法:水蒸気蒸留法
抽出部位:葉
特性成分:酢酸リナリル、リナロール、α-テルピネオール、ゲラニオールなど

主な効果・効能

鎮静、鎮痙、鎮痛、抗うつ、抗炎症、抗感染(弱め)、瘢痕形成、皮膚組織の再生、自律神経の調和、心拍鎮静、過度の自己否定や自己抑圧、心的外傷、催眠など

解説

ビターオレンジ(Citrus aurantium)は、葉、果皮、花から精油が抽出され、抽出方法もそれぞれ違います。

・葉から水蒸気蒸留法で抽出=プチグレン・ビガラード(ビターオレンジリーブス)

・果皮から圧搾法で抽出=ビターオレンジ

・花から水蒸気蒸留法で抽出=ネロリ

​ ※ネロリは溶剤抽出法で抽出されることもあります。

プチグレン精油と言えば、ビターオレンジの葉から水蒸気蒸留法で抽出されたもの(プチグレン・ビガラード)が一般的ですが、それ以外の柑橘類の葉から水蒸気蒸留法で抽出された精油もプチグレンと呼ぶことがあります。


中枢神経の鎮静作用があり、精神的に不安定な時やストレスからくる消化器系の不調などを改善します。皮膚組織の再生作用や抗炎症作用もあり、ニキビや皮膚の老化対策にも使用できます。飲用と塗布がお勧めです。真正ラベンダーの香りが苦手な方は、こちらの精油を代わりに使うこともできます。

使用方法と使用例

【使用方法】

皮膚塗布、芳香浴、吸入、経口摂取、精油香料、石鹸やアロマクラフト用香料

​【使用例】

*恐怖症(大人のみ):バジル(リナロールかチャビコール)1、プチグレン・ビガラード1、ローマン・カモミール1、ローリエ1の割合でブレンドし、1回2滴を空のカプセルに入れ、空いたスペースに食用物油を混ぜて飲用します。継続する場合は1日2~3回で2週間まで。

 

*スキンケア用ボディローション(年齢肌、乾燥肌/濃度:約2.2%):プチグレン・ビガラード3滴、 真正ラベンダー2滴、ローマン・カモミール1滴、イランイラン1滴をマカダミアナッツオイル15mLで希釈して塗布します。植物オイルを30mLにすれば、顔のスキンケアにも使用できます。

 

*けがが治った後の皮膚の黒ずみ、傷跡(濃度:約4.7%):プチグレン・ビガラード5滴、スパイクラベンダー3滴、ヘリクリサム2滴をヘーゼルナッツオイル10mLで希釈して塗布します。

 

*瞑想、自分の素直な気持ちに気づく(濃度:約5.6%): サンダルウッド3滴、フランキンセンス1滴、ミルラ1滴、プチグレン・ビガラード1滴をヘーゼルナッツオイル5mLで希釈して、額に塗りこんでから自分の内側に意識を向けたり、どのような気持ちや考えがあっても自分の中の気持ちの一部であると穏やかに受け止めるような気持ちで考え事をしたりします。

精油の濃度は、精油1滴あたり0.05mLで計算しています。メーカーによって1滴の量が違いますので、使用前にご確認ください。
 

注意事項

​・通院中、投薬中、基礎疾患のある方、妊娠中、授乳中の方は医師・薬剤師にご相談の上でご利用ください。

・小児、認知症の方、ペットが触れない場所に保管してください。

・推奨される用量を超えないようにしてください。

・目や粘膜との接触をすべて避けてください。目に入ったり、粘膜に付いた場合は新鮮な植物油で流してください。水を使うと、より体内に浸透しやすくなります。

・本サイトでは、日本で一般的に広まっている塗布濃度よりも高めの濃度でブレンドレシピを書いていることがあります。ご不安な方は低濃度からお試しください。​必ずパッチテストを行ってからご使用ください。

こちらのページの情報をご利用になる前にぜひ下記のページも合わせてご覧ください。

★当サイト情報のご利用方法

★精油の基礎知識

​★精油の使用方法

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