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​ローズマリー・ベルべノン

基本情報

一般名:ローズマリー・ベルべノン
学名:Rosmarinus officinalis BS Verbenone 
科名:シソ科
産地:コルシカ島など
抽出方法:水蒸気蒸留法
抽出部位:花と茎葉
特性成分:α-ピネン、ベルべノン、酢酸ボルニル、カンファー、1,8-シネオールなど

主な効果・効能

肝機能活性、胆汁分泌促進、肝細胞再生、脳血流量増加、去痰、創傷治癒、脂肪溶解、消化促進(特に油脂類)など

解説

ローズマリーの精油はケモタイプで、主にシネオールタイプ、ベルべノンタイプ、カンファータイプに分かれます。こちらのベルべノンタイプは、肝臓や胆嚢の機能活性効果があり、ウイルス性の肝炎、アルコールで弱った肝臓の疲労を回復させ再生させます。胆汁分泌を促進しますので、肉料理などの消化を助けます。

 

利用価値の高い精油ですが、ベルべノンやカンファーなどのケトン類を含みますので、大人のみの使用で、長期使用は避けます。また、妊娠中や授乳中、てんかん患者の方への使用は控えます。ケトン類には脂肪溶解作用があると言われており、スリミング用のマッサージオイルにも使用されます。

 

ベルべノンタイプのローズマリーは、肉料理に使われるハーブのローズマリーの香りに近いです。この精油やローリエ精油で精油香料を作り、ごく少量ドレッシングやマヨネーズに入れると風味がついてとても美味しくなります。入れすぎると美味しくなくなるので1滴ずつ様子を見ながら使用してください。筆者はオリーブオイルに精油香料を混ぜてパンに付けて食べるのが好きです。

使用方法と使用例

【使用方法】

皮膚塗布、芳香浴、吸入、経口摂取、料理やお菓子の香り付け、石鹸やアロマクラフト用香料

​【使用例】

*肝臓の保護や疲労回復(大人のみ):ローズマリー・ベルべノン1滴、レモン1滴をオリーブオイルなどの食用油で薄めて、舌下にしばらく含んでおき、その後飲み込みます。味が苦手な場合はカプセルに入れても良いです。1日2~3回。最長1週間まで。

 

*スリミング(濃度:約3%):ローズマリー・ベルべノン5滴、アトラスシダー5滴、コリンビア・シトリオドラ3滴、サイプレス3滴、パルマローザ3滴をヘーゼルナッツ油30mLに希釈し、1日2~3回、気になる部分に塗布し、優しくマッサージをします。

合わせてレモン・スイートオレンジ・グレープフルーツなど柑橘類を圧搾した精油をティッシュなどに1滴垂らし、香りを嗅ぐことで食欲が抑えられます。

ストレッチや有酸素運動なども合わせて行います。

精油の濃度は、精油1滴あたり0.05mLで計算しています。メーカーによって1滴の量が違いますので、使用前にご確認ください。

注意事項

・喘息、てんかんの方、6歳以下の子供、妊娠中・授乳中の方は使用を避けてください。。
​・通院中、投薬中、基礎疾患のある方は医師・薬剤師にご相談の上でご利用ください。

・小児、認知症の方、ペットが触れない場所に保管してください。

・推奨される用量を超えないようにしてください。

・目や粘膜との接触をすべて避けてください。目に入ったり、粘膜に付いた場合は新鮮な植物油で流してください。水を使うと、より体内に浸透しやすくなります。

・本サイトでは、日本で一般的に広まっている塗布濃度よりも高めの濃度でブレンドレシピを書いていることがあります。ご不安な方は低濃度からお試しください。​必ずパッチテストを行ってからご使用ください。

こちらのページの情報をご利用になる前にぜひ下記のページも合わせてご覧ください。

★当サイト情報のご利用方法

★精油の基礎知識

​★精油の使用方法

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