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ノートとペン

精油使用上の注意

精油使用上の注意

*その精油は安全性がテストされた天然精油?
精油は約8~9割が偽物あるいは何らかの混ぜ物がされており、各会社によって管理基準も違います。その会社が十分な高精度の成分分析を行っているか、安全性試験や本物の精油か見抜くためのテストを行っているか調べましょう。

精油の偽和とは⇒

*精油の情報を手に入れる
まずはその精油やブレンドオイルなどの使用方法についてご利用前に確認してください。どのような方法で使用するのが良いのか?今から行おうとしている方法はその精油の使用方法として正しいのかを、複数の書籍やウェブサイトにてご確認ください。妊娠中や授乳中、小児、ホルモン依存性疾患やてんかん及び喘息の方は使用を避けた方が良い精油も存在します。

*使用方法や量を守る / 12歳未満の小児への使用
精油は参考量の範囲内で使用します。皮膚塗布は比較的安全性の高い投与経路ではありますが、肝臓で解毒される前に血流にそのまま乗ってしまうので、体が出来上がっていないお子さんに使用する場合は慎重になる必要があります。以下は、年齢別に参考量を記載していますが、体の大きさなど、個人差がありますので、体の小さいお子さんは書いている量より少なめに使用するなどの調整が必要な場合もあります。

●7~11歳=大人(12歳以上)の半量以下の分量・濃度

●3~7歳=大人の3分の1程度の分量・濃度

●3歳未満=軽い芳香浴程度

*精油を目や粘膜に使用しない
付着してしまった場合は、手元にある一番新鮮で清潔な植物油(食用油も可)で洗い流す、ふき取るなどしてください。精油は水に溶けないので、水で洗っても取れないばかりか余計に吸収されることが分かっています。

*経口摂取は原則控える。行う場合は十分な知識を持って自己責任で
精油1滴はハーブティー数十杯分に相当しますので、飲用には慎重になる必要があります。こちらのサイトにも参考までに飲用の方法が記載していますが、こちらの情報やウェブサイトの情報のみで飲用するのではなく、経口についてはアロマテラピー講師や十分なアロマテラピー実践の知識がある方から説明を受け、納得されてからになさってください。経口摂取の方法を御存知のフランス式アロマテラピー講師でも、量も期間も最低限の、とても慎重で限定的な使用をなさいます。また、飲用するなら本物で、安全性が確保されている精油のうち、飲用しても良い種類のもののみ「自己責任」で行ってください。

*誤って精油を大量に飲み込んでしまったら
まず、オリーブオイルやごま油などの食用油をスプーン1~2杯飲み、精油を体内で希釈します。無理に吐き出さず、救急に連絡し、その際、油溶性の精油を飲んだことを伝えます。少量をなめた程度では健康被害が出ることは稀ですが、ご心配であれば病院にかかってください。

*ペットへの使用
犬など雑食動物は精油の代謝経路を持っていますが人間ほど強くはありません。ペットのためのアロマテラピー情報を手に入れて、ごく少量から様子を見ながらご利用ください。猫やフェレットなど肉食動物は精油の代謝経路を持っていませんので、絶対に使用しないでください。多少の芳香浴程度であれば大きな問題は出ないかもしれませんが、それでも長時間、あるいは短時間でもかなり濃い濃度となると肺や鼻腔から吸収され影響が出てしまいますので、肉食動物を飼っていらっしゃる方は芳香浴にも注意してあげてください。鳥類がお部屋にいる場合も精油の使用は避けてください。


 

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