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ローマン・カモミール
基本情報
一般名:ローマン・カモミール
学名:Chamaemelum nobile
科名:キク科
産地:フランス、ハンガリー、スイスなど
抽出方法:水蒸気蒸留法
抽出部位:花
特性成分:アンゲリカ酸イソブチル、アンゲリカ酸イソアミル、アンゲリカ酸メチルなど
主な効果・効能
鎮静、鎮痙、降圧、精神不安改善(自己否定、恐怖感、トラウマ、不眠)、抗炎症、抗アレルギー、消化促進、駆風など
解説
ローマン・カモミール精油は多重の花から、ジャーマン・カモミール精油は一重の花から抽出されます。
優しさを感じる香りのローマン・カモミールは、高価な精油ですが精神面の鎮静効果が非常に高く、心の癒しを必要とする方や、不安や恐怖が強い方によってはとても力になってくれる、なくてはならない精油ではないでしょうか。些細なことで色々思い悩む方や、予期不安が強い方、精神的な辛さが胃腸に出る方、特定の条件で怒りや恐怖など特定の感情パターンが出てきてなかなか止められない方に。
抗アレルギー作用や抗炎症作用もあるので、アレルギー性の皮膚炎や敏感肌のスキンケアにも使用されます。
使用方法と使用例
【使用方法】
皮膚塗布、芳香浴、経口摂取、料理やお菓子の香り付け、石鹸やアロマクラフト用香料
【使用例】
*精神不安、不眠(大人のみ):ローマン・カモミール1滴、バジル・リナロール(もしくはチャビコール)1滴を空のカプセルに入れ、空いたスペースにオリーブオイルなどの食用物油を混ぜて飲用します。不眠の場合は、寝る30分前に飲用し、真正ラベンダー1滴を手首や首筋に塗って寝ます。飲用レシピは、ストレス性の胃痛・胃痙攣・消化不良にも効果的です。1日2~3回、最長7日間まで。
*精神的に不安定で、それが日常生活へも影響している場合(大人のみ):ローマン・カモミール1、ローリエ1、バジル・リナロール(もしくはチャビコール)1の割合でブレンドしたものを、オリーブオイルなどの食用油で薄めて、舌下にしばらく含んでおき、その後飲み込みます。味が苦手な場合はカプセルに入れても良いです。1回1滴、1日3回まで飲用。最長14日間まで。
*小児の不安やストレス性の不調、不眠に(4歳以上):真正ラベンダー1滴とローマン・カモミール1滴を少量のヘーゼルナッツオイルに混ぜてみぞおちに優しく塗ってあげます。
*敏感肌のスキンケア(顔用/濃度:約1%):真正ラベンダー2滴、カモミール・ローマン1滴を15mLのヘーゼルナッツオイルに希釈し塗布します。
精油の濃度は、精油1滴あたり0.05mLで計算しています。メーカーによって1滴の量が違いますので、使用前にご確認ください。
注意事項
・小児、認知症の方、ペットが触れない場所に保管してください。
・推奨される用量を超えないようにしてください。
・目や粘膜との接触をすべて避けてください。目に入ったり、粘膜に付いた場合は新鮮な植物油で流してください。水を使うと、より体内に浸透しやすくなります。
・本サイトでは、日本で一般的に広まっている塗布濃度よりも高めの濃度でブレンドレシピを書いていることがあります。ご不安な方は低濃度からお試しください。必ずパッチテストを行ってからご使用ください。
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